忍者ブログ

小袖ぶろぐ

きもの・和雑貨の店『和のくらし 小袖』です。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

せきよう子さんの新作! 『ガラスのふうせん』帯留め

 9月の後半、2度目の「藤城清治の世界展」を観てきました。

 1度では見きれなかった作品を、じっくりと観て回りました。

 展示の後半には、藤城さんが展示会をされたご当地の作品が並んでいました。

 藤城さんが題材に選ぶものに、興味深々!

 金沢の迎賓館、高知の素人手づくりマンション。

 いつか、旅行する機会があったら、ぜひ実物を見てみたいと思いました。

 そんな中で、今回の展示を行った秋田の作品は、ひときわ大きかった!

 男鹿半島にある“赤神神社の五社堂”。

 なんと、999段の石段を登った頂上にあるお社なのだそうです。

 その階段と、それを作ったとされる“なまはげ”がところどころに現れている、迫力がありつつも、どこかユーモラスななまはげが心和ませてくれる作品。

 その作品を、どうやって作られたかというと…実際にご自身で足を運んで、デッサンをされたというのです!!

 御歳83歳で、石段999段登るんですよ!!

 ご自身でも、無事登れたことが嬉しかったと、記してらっしゃいました。登れなかったら、この作品は諦めた…って。

 なんという作家魂!


 他に展示されているどの作品にも、描いた対象について情熱あふれるコメントがあり、そこにも心打たれましたね。

 桜の大作は、3分咲き・5分咲き・8分咲き…と、花びらが開いて行く様を一枚一枚、時間を追って描いているって。

 そうして、細部にまでこだわった作品が、結果、観た瞬間に人の心を奪うんだと思いました。

 しっかりと、描く対象に注ぐ情熱と、何事も自分の目で確かめる…という作家魂が、わたしの心に強く残りました。


 長々書いてしまいましたが、何が言いたいかというと、それは影絵でも、織物でも、染物でも…なんでもそうだと思うのですが、人の心を打つ作品というのは、その裏にある「作者の気持ちや情熱、伝えたい思い」が透けて見えてるんじゃないかと思うのです。

 作者の内面が、作品に滲み出る。


 商品のその背景が透けて見える…というのは、前々から中川政七商店・中川淳社長もおっしゃってましたね。

 まさしく、そうだと思います。


 うちでお取引させていただいているメーカーさんも、作家さんも、それぞれに心意気が感じ取れて、だからこそ、わたしたちも、お客さまも感動していると思うのです。

 …本当に長くなって、申し訳ないのですが、梱包ひとつからも、その方々の作品に対する想いって感じられるものなんですよね。

 ハコを開ける作業にさえも、喜びを感じます。


 …で、そんな私たちを魅了する作家さんのひとり「せき よう子」さんのガラスの新作が入荷しました!!(やっと、本題?!)

                 

 今回の作品は『ガラスのふうせん』。

                 

 ほら、どれも、美しい色でしょう~!

                 

 透けるようなガラスの美しさと、ランダムな水玉のやわらかいまるシリーズ。

                 

 四角は、こんな。

                 

 グリーンも白も、どちらも帯にちょこんと、載せたくなります。


                 

 “ぶどう”みたいだったり、

                 

 秋色だったり…


 この作品を見ているだけでも、『繊細な方なんだろうなぁ~』という漠然としたイメージを持っていました。

 作品に惹かれると、それを作った作家さんご自身にも興味が湧くもので…

 先月東京で、初めてご本人にお会いしてきました!

                 

 こちらがガラス作家・せきよう子さんです。

 イメージのとおり、繊細でやわらかくて、可愛らしい方でした。

 作品と、ご本人に惹かれて、ますます虜になっていくものですよね。

 みなさんのイメージとは、近かったでしょうか。いかがですか?

 
 わたしも藤城清治さんと同じく、なんでも自分の足で訪れて、見て触れる…そんなふうに人生を歩みたいです。


 なんか、決意表明みたいになりましたけど…(笑)


 そんなわけで、せきよう子さんの新作帯留め「ガラスのふうせん」シリーズは、全て¥5,670。

 しっかりとした焼き桐の箱に入っております。

 こういうところからも感じられる、せきさんの、作品に対する思い。心遣い。

                 

 夏にも好評でしたマーブル色の「こつぶピアス」も入荷していますよ!

 こちらは全て¥1,365。


 お着物をお召しにならない方は、こちらもオススメです!

 
 最後に。

 「小袖」という店には、社長と裕美子店長の人柄の良さがじわじわっと、にじみ出てるんじゃないかなーと。そこが、みなさんを惹きつけるポイントなんじゃないかなーと、常々思っている私です。


 いつもに増して長ーーーいブログにお付き合いいただき、どうもありがとうございましたっ!!




 


 
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
  

『和のくらし 小袖』について

和の文化・暮らしに親しんで欲しい、
楽しんでいただきたい… という思いから
2007年9月にオープンしました。

きものを始めとして
ふろしきや手ぬぐい、和雑貨など
取り揃えております。
ぜひぜひ、
お気軽にお立ち寄りくださいね。



『和のくらし 小袖』

店舗所在地:
〒020-0874
  岩手県盛岡市南大通1丁目6-9
  (周辺地図はこちらから)

営業時間:
 11:00am~7:00pm
定休日:
 毎週水曜日


電話とFAX:
 019(658)8511

お問合せ:
 kosode@kch.biglobe.ne.jp

Twitter:
 @kosode_wa

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新コメント

[08/19 ねこ姫]
[07/10 ねこ姫]
[03/01 ねこ姫]
[01/12 とっとこ2号]
[01/11 ねこ姫]

カウンター


ブログ内検索

Copyright ©  -- 小袖ぶろぐ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]